FORGOTTEN
2006年 07月 07日
CMの映像の情報だけの状態で観たので、ジャンル何かというそれすら知りませんでした。
分では、何ていうか「政府が絡む巨大な陰謀!」――みたいな、そういう感じのものを想像して臨んだので、かなり調子が狂ってしまいました。まぁこちらが勝手に想像していたことですし、全く違うわけでもないんですが。
「宇宙人=進化した生命体」という見方から作り出される「宇宙人」というキャラクターは、多少「心を欠いた」感じに描かれてしまうのは仕方がないことなのでしょうかね? 恐怖心はあるようだから、正確には「愛」なんでしょうが。
描かれているのは、「母の子に対する愛情」なわけですが、地球人には「愛」があるんだぞ~~~すごいんだぞ~~~みたいなことが言いたいのでしょうかね?
でもそういうメッセージを送ろうというのは、そういう状態じゃないからということだとも受け取ることが出来‥‥。
映画とは全然関係ないこと。
地球人から愛情が無くなってきたら、どうなっちゃうんでしょうかね?
親から子供を奪ってしまう。
子供から親を奪ってしまう。
親が子を殺す?
子を親が殺す?
あら、もう無くなりつつあるのかしら‥‥。
――などと、今になって気づいた振りをしてみたりして‥‥。
心のどこかが欠如していることを、社会の所為にしたくはないですね。
親の所為だけにしたくはないですね。
周りの所為だとも言いたくないですね。
最近は、起こる犯罪も何とも言えず不気味なものが多いですし、これから先どうなってしまうんだろうと思ってしまいます。
親を殺してね、この先独りでいることがどれほど淋しいのか、犯人は恐らく、年老いて段々と身体の自由が利かなくなってきて初めて、自分のやったことの恐ろしさに気づくのかなとか。
人を好きになって初めて、好きな人を奪われることの怖さ・失うことの恐ろしさを知るのかなと思ったりして。
だけど、それはきっと、自分で言うのもなんだけど、普通の頭を持った私が考えて思うことであって。
そう全て、犯罪を裁くということも、犯罪を犯した犯人を弁護するということも、法律そのものも、全て、恐らくは人など殺さない人間の行動・思考で。
「人間を殺さない、殺すなんてとんでもないと思っている人間」に、「人間を殺すことをどってことないと思っている人間」を理解することが本当に可能なのかなと思ったりもして。
それを更正するプログラムを本当に作ることが出来るのかなと思ったりもして。
治すことが出来ないのなら、ずっと閉じ込めておくしかないのかなとか。
だったらいっそのことアメリカみたいな 125 年とか、200 年とか、そういう計算の仕方が出来るような法律にしてしまえばいいのにとか。
いや、「し」を以って償うことを知らしめる必要があるのかなとか。
ニュース聞きながら打ってたら流れが変な風になっちまったぃ‥‥。
例えば今、この日本に、「人を殺しちゃいけない」ということに、理由が必要だなんて思っている人間がどのくらいいるんでしょう?
理由が必要だって思っている親がどのくらいいるでしょう?
ある意味ね、頭を使いすぎちゃってるんじゃなかろうかって思ってしまいます。
理由が必要ないこともある。そうですよ、奥さん。
(誰にゆうとんや、私は。すみません。【今朝ズバ!】がかかってます)
愛することに理由は要らない。
悲しむことに理由は要らない。
「どうしてひとをころしちゃいけないの?」
「だってね、お母さんを誰かに殺されちゃったら、もう会うこと出来ないよ、それでもいい?」
「リセットしてもダメなの?」
「ゲームみたいには生き返らないのよ。」
「あえないんだったらいやだな。」
「だったらね、ほかのひともそんなふうにしちゃいけないの。」
たったこれだけのこと‥‥それだけのこと‥‥。
もし‥‥。
「ゲームみたいには生き返らないのよ。」って言った後に、
「別にいいやっ」って言われたら‥‥。
理由を付けて愛そうとしていないか‥‥考えてみる必要があるかも‥‥。