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私の人生無駄ばかり…そんな日々。


by dugong156
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わろてんか

栞君と志乃さん、ようやく親子の繋がりを取り戻せたようでよかった‥‥。

夜の連続ドラマをほぼ見ないので、高橋一生という役者さんの演技を見たことがほとんどなかったものだから、涙を溜めた栞の表情がグサーッとハートに突き刺さった。高橋一生というより、栞だな。栞君が‥‥いい‥‥。
表情を変えまいと必死に感情を抑えている栞を見てると、こちらもじわじわじわじわ涙腺ダムに涙が溜まって行って、決壊へと近づいていく。
すごくいい演技する人がいると、周りの俳優さんも感情がグワ~~ッと入っていって、本当にもらい泣きしてるなとか、演技の熱が伝わってくるとか、そいういうシーンを見られる。上手い役者さんってそのくらいの力がありまさぁね。

それにしても‥‥隼也小さいくせにええ仕事するな‥‥。
隼也の問いかけに答えることで「栞」の名前に込めた志乃さんの想いを知ることになった訳だから。まぁ聞いた後、引っ込み具合いが不自然ではあったけど‥‥(笑)。

でもあの話が聞けたことで、自分を忘れさせるために思ってもない冷たい言葉を別れ際に言ったんだろうって確信が持てたんじゃないかな。
今までも、口では色々言っていたとしても、どこかにそんな訳ないと思いたい気持ちはゼロではなかったと思うけど、それを実感できた瞬間だったと思う。
多くの人の道標になるように、いや本当はもっと単純にこの子が幸せになってくれるように、お金がない自分よりも伊能家に入った方がきっと幸せになれる。自分が一緒にいられる幸せを捨てたんだよ、志乃さんは。

志乃さんが東京に立つ最後のシーンも良かった。
小切手のシーンも勿論だけど、
「これからも‥‥栞の事‥‥どうぞ、よろしくお願い致します」
「栞の事‥‥」の辺りで、志乃さんが伊能の身体に触れながら話すのが印象的だった。
「この子を‥‥この子をどうか‥‥」って気持ちがすごくよく伝わってきて、じわ~っと来ましたなぁ。我が子の感触を確かめるように、自分の手にその感触を覚えさせるように触れていた。噛み締めるように一言一言発する言葉と深々としたお辞儀に、栞への想いが詰まってた。
その時じっと志乃さんを見つめていた栞もいいなと思った。きっと心は通じたと思う。

「お元気で」って言葉に、満面の笑みで初めて伊能に志乃さんが微笑むの。
「栞もね」って言った時の優しい顔‥‥銀粉蝶さんいいわ。
キースとかに笑いかけていた時よりもずっとずっと嬉しそうに見えて、涙腺ダムじわじわ‥‥。
それに答えて泣くまいと踏ん張ってしっかりと頷く栞の表情を見ていると、何となく幼い子供に戻ったようなそんな風にも見えた。
最後に栞の胸をポン!と叩いて、志乃さんは去って行く。
《さっ!湿っぽいのはもうお仕舞いだよっ。あたしは行くからねっ》とでも言ってるように。
振り向かずにさっさっさと歩いていく志乃さん。気風の良さを感じたなぁ。

そして、志乃さんの勝手口へ消えていく姿を見送っている伊能の横顔。涙に潤んだ瞳がもうあなた‥‥。
相方と一緒に見ていたので、何とかじわ~っと溢れ出る状態でキープ。

トキの嬉し涙もあって、よい土曜日だった。


by dugong156 | 2018-01-13 10:42 | テレビ