青い目撃者
2007年 07月 14日
キャスト
- Dinah
- Alexandra Kyle
- Prisoner
- Rick Zumwalt
- Vinetta
- Kimberly Scott
- Joey
- Claire Rankin
- Bailiff#1
- Chappy Hardy
- Judge
- Harold Ayer
- Wolcott
- Tom Irwin
- Sparks
- Joseph Medalis
- Court Reporter
- Lynet Morrow
- Felix
- Roman Cisneros
- Russell
- Lukas Haas
- Casheir
- Arnie Starkey
- Hayes
- Julian Mcmahon
- Isabel
- Colleen Quinn
- Mike
- James Dumont
- Gold
- Joe Spano
- Detective
- Tom Rickman
- Alicia
- Olivia Rosewood
- Vinetta's Baby
- Julion E.Martin
- Old Lady
- Regina Hicks
- Roger
- Barney
- Bailiff#2
- Kent Holmes
- Prosecutor
- Saemi Nakamura
感想
検事の女性が見ていてちょっと腹が立ってくる。感情だけで動いていて冷静さがない。これで「守る」と軽々しく言うから余計に頭にくる。途中までイライラしっ放しだった。何が原因なんだろうなと考えた。この検事のキャラクターがあまりに精神的に未熟な人間として描かれているからかもしれない。
勿論、完全な人間などいるはずもないんだけど、心に大きな傷を持ったまま大人になった1つの例として描かれている。育った生活レベルというのか、階級というのか、そういうものがワンランク下だというコンプレックスもある。現実社会でもいそうではある。見ているこっちにしてみると、逆に理想的な強さを持ち合わせていないから不安になるのかもしれない。本当に彼女はダイナーを守れるのだろうかと。時々キレて汚い言葉を吐くけれど、それが強さではなく逆に弱さを浮き彫りにしている気がする。だから非常に不安にさせられる。
広々とした自然に囲まれてからは、保安役のジュリアン・マクマホンの包み込むような優しさに助けられる。彼の優しさは見ていて心地よく、ホッとさせられた。救われたと思った。
3人が心で結びついて、強くなっていく。ダイナーだけでなくジョーイ(Joeyは伸ばさなくていいのかな。字幕では伸ばしてなかったけど‥‥)やヘイズの心の傷も癒すことになる――その辺は深く描かれてないんだけども流れから脳内変換。
父親役のトム・アーウィンが何とも言えずえげつない。(調べると、悪役が主と言うわけではなく、普通にお父さんの役もやったりして、演技の幅は広い人のよう。普通の役も見てみたい)
都合よく、父親が消えて終わりというのは、随分と簡単に済ませたなぁという印象。冒頭の裁判シーンでのダイナーはあまりに可哀想だったけれど、「新しい家族」となった3人の力で、裁判も乗り切っていけそうな気もするので、そういう部分を描いてもよかったのになと思った。
えげつない父役のトム・アーウィンをThe Internet Movie Database (IMDb)で検索。
Tom Irwin (II)