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私の人生無駄ばかり…そんな日々。


by dugong156
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どんど晴れ

結局ね、相方が見てるから何か見続けています。とはいっても、序盤の夏美がケーキを作っている頃や加賀美屋にお客さんとして行った頃などは耳で聞いてた程度なので、知らない部分も多いんだけど。

今、夏美は加賀美屋で働いてる訳だけど、ここの仲居さんがすご~くひねくれてる(笑)。喧嘩したりもしたけれど夏美の親友である佳奈と、清美さんは別として、残りの3人が問題。今までは夏美に対してすごく冷たかったりしたのに、彩華に借金があるって分かったら、コロッと態度が変わった――「おいおいそれ、いかんやろ。」と言いたくなるほどの変わり身。個人的にはコロコロして羊羹喰ってるあの仲居さんが嫌いなんだけど、あとの2人も大概冷たい。

その辺に転がっている話ということで済ますなら済ませられる話だけど、老舗旅館でこの程度?(こんな人が働いている老舗旅館?)と思わせていいのかなぁと考えると、ちょっと意地悪すぎ・性格ひねくれ過ぎかなぁと思ったり。だってこの3人、1人(夏美)を集中攻撃するなんてことを平気でやってのける。おまけに先日の皿の事件なんかでは、庇っているという事実に気づいている浩司は助け舟を出したけど、板場でやってるのに板長なんか見てるだけだよ、見てるだけ。これでいいのか、加賀美屋。

板長さん――どうも人間的に小さい‥‥。板場に入った夏美をよく思わないというのは解るので、愛想ないとか、つっけんどんとか冷たいとか、そこまでなら理解できるんだけど、どうもそれ以上に「意地悪」。感覚だから人によって見方が違うかもしれないけど、あたしゃすご~く板長さん人間的にいかんよと思う。「頑固」という言葉で片付けるにはち~と「違うんじゃないの?」と言いたくなるほど、夏美に対して意固地になり過ぎている。もっとこう‥‥あったかいものが感じられる演出はないんか? 怒ってる、怒ってるんだけど、あったかい‥‥ないんか、そうかないんか‥‥。

でも毎日6日間、楽しんで見てはいるのです。

メインは夏美の女将修行だけど、一方で隠居した元女将と新女将の対比も見所かな。
隠居の身であるカツノの懐の大きさと、昔カツノから受けた屈辱を未だ消化できずにいる環。この2人ってある意味対照的に描かれていて、例えば、色んなことがあってもドンと構えて、自分に対してあまりいい感情は持っていないんだろうなという環に対してもちゃんと受け止めているカツノに対して、カツノに言われていた時には夏美に非常に公平な態度を取れる一面もあったのに、本当はカツノの選んだ夏美には何がなんでも勝たせたくないと強く思っている、相手に対する負の気持ちを押さえ込んで、取り繕って相手に接する部分があったりする環。
カツノにあって環にないのは、真正面から人を受け止めてそれを許せるだけの器の大きさかなぁ。「我慢」と「許容」は違うということかなと自分なりには理解してるのですが。

ある意味環も「女将」ではあるものの、「修行中」だと言えるので、夏美の女将修行に1つの区切りが付く頃には、環の修行にもまた1つ区切りが付いて、環自身がカツノに近づくことが出来るのかもしれない。

環を演じる宮本信子さんってやっぱり上手だなぁ。
環って人は、ある意味嘘のつけない人で、根っからの悪人じゃないと思う。「取り繕ってる」「気を遣ってる」というのが相手に伝わってしまう人。だから本音で勝負が出来るようになれば、すごく強力な力を持ってるのに、たぶんそれに気づいていないか、無理だと思っている人――と私なりに環像を作り上げてるんだけど、社長(今公式のキャストを見て知った。社長だったのか)である久則や、息子の伸一の前で、本音を言う部分と、そうでない部分の差は見てるととても面白い。この辺の差とか、微妙に相手に伝わってしまう「おべっか」の部分の演技が、宮本さん絶妙なんだな‥‥。

彩華役の白石美帆さんも上手いと思う。
夜の連ドラとかは見ないので、こういう演技をする人だとは知らなかった。「優雅な物腰」の部分と、思惑が外れた時の納得行かないような表情との差がこの彩華の内面の複雑さだと思うし、見ていて面白い。上手いなと思う。難しいだろうなぁ。

草笛光子さんは、言わずもがな。訛りが素敵。

明日も見るよ。

佐藤礼貴さんのブログ
役と違って可愛い人だ(笑)。
by dugong156 | 2007-07-19 13:28 | テレビ